2010年7月25日日曜日

現地で活動している仲間とのメールの一こま

お疲れ様です。

お仕事も大変ながらそちらでの作業ありがとうございます。

ベトナム現地で皆さんが頑張っている姿を想い、私も一生懸命日本で頑張れます。
和歌山駅前ではYOGAレッスンだけではなく、私の風呂敷プロジェクト活動の場ももらえます。

Organic Yoga Cafe の場で世界の現状や、支援のあり方を学んでもらえればとも想います。

私は本来のお寺のような役割が出来る場を提供したいと願っています。

日本にいる心に体に病を抱えている人々に安心、幸せ、平穏をもたらせればと。。。

心からお祈りを込めて

合掌

麻衣子(:

2010年7月18日日曜日

APEXに載せていただいた記事です。

ふろしきプロジェクト~善きことはカタツムリの速度で動く~

ホーチミン郊外の、ある緑色の建物の2階を訪れると、ベトナム人数人が集まって、カラフルな布を手に真剣な表情で縫い合わせをしています。

出来上がるのは大きくて、可愛らしい「ふろしき」。
一枚の布で、様々な形のものを包み、持ち運べるふろしきは、古くから日本人に親しまれていました。何度でも使えるふろしきは、日本の伝統的な「エコバック」として新たに注目が集まっています。
そして今、ここホーチミンで、新たなふろしきが作られています。
その活動の名前は「ふろしきプロジェクト」。



現在、ホーチミン市にはHIV感染者や貧困層が年々増加しています。
同市は全国で最もHIV感染者が多く、4万人以上の人が感染していると言われています。感染者の多くは、家族や周囲から拒絶されたり、仕事を失ったりなど、厳しい状況に置かれています。
また、地方から職を求めて多くの家族が移り住むものの、戸籍の問題などもあり、条件のいい仕事に就くことができずにいます。
このように、成長を続けるの街の影には多くの問題も取り残されたままとなっています。

その問題の解決への一歩として、生まれたのが「ふろしきプロジェクト」。このプロジェクトは、ヨガインストラクターの竹中麻衣子さんがはじめたものです。
他者依存型の支援ではなく、本当に必要なのは、子どもたちや女性たちが本来持つ力を発揮して自立できる機会だと考え、生まれたのがこのプロジェクトです。
針と糸とはぎれさえあれば、誰でも作れるオリジナルのふろしき。

現在は、約10名のベトナム人が、働いています。活動拠点を日本に移した竹中さんのほか、5人ほどのホーチミン在住の日本人サポーターの方々も活動に参加しています。

市内の被服店や、賛同者から頂いた様々な柄・色のはぎれを使って作るので、同じものはなく、どれもオリジナルで、世界にひとつだけの作品。
デザインも製作者自身で考えられ、個性豊かです。
出来上がるふろしきの用途は、エコバッグ、ショール、テーブルクロス、巻きスカート、などなど。
そのほかコースターもあります。手作りのあたたかみがあるこれらの作品はちょっとした贈り物にも最適です。

ひとの手で、一針一針縫うため、機械のようなスピードはありません。しかし、
参加者は自立に向かって着実に進んでいます。



「善きことはかたつむりの速度で動く」、マハトマ・ガンジーのこの言葉を胸に、すべての作品を全員が大事に作っています。

~藤田さんから布の提供の呼びかけや、会の活動時期紹介などのメッセージ~
 2008年。ここホーチミンで出会った素朴でまっすぐな女性が麻衣子さんでした。自立支援をしたいという思いとエコ、というあたたかい気持ちがたくさんこもったプロジェクトに私も共感し、少しずつ仲間が集まりプロジェクトがスタートしました。サポーターは随時募集中です。少しでも興味があれば気軽にお越しください。利用されていないはぎれ、裁縫道具もありましたら、ご提供おねがいします。

ベトナムの広告雑誌”ビナブー”に載った記事です

風呂敷でベトナムの人々を支援
~端切れのように社会から見捨てられても端切れを蘇らせるように生き抜いて欲しい~

留学先の米国でベトナム人女性と知り合ったのが、ベトナムを選んだきっかけでした。当時19歳だった私は、あてもなく訪れたベトナムで、多くのストリートチルドレンを目の当たりにし、胸が張り裂けそうになりました。裸足で走り回り、路上で寝起きし、読み書きの出来ない子どもたち、そして、放置された注射針でHIV感染する子供さえもいました。毎日、衝撃の連続でした。その子供たちの自活の道を現地(ベトナム)で探っていた2008年、職業訓練で器用に縫い物をする女の子達を見て「これだ!」と想いました。そこで、HIVに感染したベトナム人女性やストリートチルドレンの自立支援のため、集めてきた端切れを使って、縫い合わせ風呂敷と新たに蘇らせ、その代金を生活費に充てるプロジェクトを始めました。

麻衣子風呂敷は、ベトナム現地の端切れをリサイクルしている環境に優しいフェアトレード作品です。日本人がデザインしたもの、製作者オリジナルデザインのもの、大きさ、色合いも様々です。この時代だからこそ心を込め、時間を掛けることの大切さを見直して欲しい!そんな想いからかたつむりをロゴに選びました。「善きことはカタツムリの速度で動く」マハトマ・ガンジー 商品としてより、世界に一つの「作品」として仕上げることを重視しています。端切れを生かす縫い合わせ方、おしゃれなデザイン・パンフレットなどを仲間と何度も話し合いを重ねて仕上げています。現代の日本人は、普段の生活の中で風呂敷を使う風習が薄れてしまっていますが、風呂敷にはサイズによって様々な用途があります。例えば、ヨガマットやワインを包んでみたり、ショール、ティッシュボックスカバー、テーブルクロス、またプレゼントとしてなどご利用頂くことが出来ます。現在、フランス、日本(和歌山、東京、大阪の喫茶店など)、ベトナム(ホーチミン:Shoko、Theu Theu、Overlandclub、ハノイ:maEna xanh)にて販売しております。売上げは、製作者に支払われます。

現在、ホーチミンでは約10名の方々が働けています。そして、数名の日本人ボランティアでこのプロジェクトを進めています。1人で出来ることは小さくても、皆が力を合わせれば大きな力となります。HIV感染者や貧困で苦しむ人たちと出会うこともご縁ですし、人と繋がっていくということは人生が豊かになることではないでしょうか?私たちの活動にご賛同下さる方、下記まで気軽にご連絡下さい。

ボランティア・インターン募集!
活動日時:毎週金曜日13時~16時(風呂敷の検品やお直しのチェック、提供して頂いた端切れの仕分けなどを行っています)
活動場所:3Fl., 451/1 Hai Ba Trung, Dist. 3, HCMC
連絡先:091-8805668(Aki)、Email:akileon27@hotmail.com